ご近所のトラブル

トラブルの概要

近隣同士のトラブルの事例です。
Aさん一家とBさん一家は、15年ほど前に分譲された新興住宅地のお隣同士。お互い顔を合わせれば挨拶をする程度の近所付き合いでした。
両者の間にトラブルが生じたのは、Aさん宅のリフォーム工事が原因です。
工事が始まって間もなく、Bさんから、工事の騒音について苦情がありました。Aさんは、迷惑を掛けていることを詫びましたが、Bさんの苦情が思いがけず強い調子であったことに、つい言い争いになってしまいました。
後で冷静になったAさんは、今後の付き合いも考えこのままではよくないと思い、工事業者とも相談し、仲裁センターに和解あっせんを申立てました。

和解あっせんの経過

1回目の和解あっせん期日で、あっせん人は、AさんとBさんの感情的な問題に配慮し、別席でそれぞれから事情を聴くことにしました。

Bさんは、Aさんから工事開始前に何の挨拶もなかったことに不信感を持っていること、Bさんの子どもが大学受験を控えていることもあり、騒音を非常に気にしていることが分かりました。
Aさんからは、事前の挨拶や説明なしに工事を開始したことや、苦情を受けた際に言い争いになってしまったことを謝罪したい、工事の進め方についてBさんの意向を聞きたい、との申し出がありました。
そこで、両者が同席し、Aさんが謝罪した上で、同行していた工事業者も入って工事内容の説明や進め方についての話し合いが行われました。

その結果、2回目の期日に、Bさんの子どもが自宅で勉強している夕方以降や土日には工事を行わないことなどを内容とする和解が成立しました。