第二東京弁護士会

トラブル事例

交通事故のトラブル

トラブルの概要
小学5年生のB君の自転車と衝突し......

自転車同士の交通事故を巡るトラブルです。 主婦のAさんは、自転車で買い物の帰り道、小学5年生のB君の自転車と衝突し、右腕を骨折する怪我を負いました。 事故は、B君が友達の自転車と競争し、スピードを出して交差点に入ったことが原因でした。 B君の両親は、Aさんを見舞い、謝罪し、治療費の負担を申し出ました。 幸いAさんに後遺症は残らずにすみました。 AさんとB君の両親の間で示談の話し合いが行われました。しかし、慰謝料の金額をいくらとすべきか、Aさんに落ち度はなかったのかなどの点で、折り合いが付きませんでした。 Aさんは、法律相談を受けた弁護士のアドバイスで、仲裁センターに和解あっせんを申立てました。

和解あっせんの経過

和解あっせんの期日には、AさんとB君の両親が出席しました。
あっせん人は、事故が起きた状況や治療の経過などについて聞き取っていきました。
事前にAさんに現場の写真を持ってくるよう連絡していましたので、現場の様子は写真を見ながら確認できました。見通しのよい交差点で、Aさんの側からもB君が走ってくるのが見えてもよいことが分かりました。

2回目の期日に、あっせん人の和解案が示されました。過去の裁判の例などを参考に、慰謝料の金額や、Aさんの落ち度を考慮して支払額を出したものでした。

持ち帰って検討した結果、3回目の期日に和解案どおりの金額で合意ができました。
B君の両親の希望で支払は分割払いとなりました。

気になったら、聞いてみよう!

第二東京弁護士会 仲裁センター03-3581-2249

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