第2回 東京で遊ぼう!弁護士と遊ぼう!

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更新日:2017年04月05日

昨年、二弁の法教育委員会は、東日本災害対策本部と提携して、南相馬のこども達に東京に来てもらい、東京ならではの経験をしてもらいながら、法教育を学んでもらう、一泊二日の企画を行い、今回は二度目の開催となりました。
2017年3月24日快晴、東京の中心部である六本木に、南相馬から、小学校5、6年生男女21名が到着し、法教育及び東日本大震災等災害対策本部の弁護士16名がお迎えしました。
昨年はフジテレビ内で、番組が作られる過程等を見学しましたが、今年の1日目は六本木の寿司屋で寿司にぎりを体験し、その後は、六本木ヒルズ内のクルーズ株式会社の会社見学とワークショップに参加し、夕方からは芝浦に移動して恒例のBBQ大会を行いました。
六本木の寿司屋では、初めての寿司にぎり体験に、大人もこども達も大盛り上がりでした。カッパ巻き1本、にぎり寿司6巻を寿司職人の方のアドバイスを受けながら作りましたが、作成者の性格によって、ご飯の量や、寿司の形が様々でした。握っている最中からおなかを空かせていたこども達は、皆作り終わるとあっと言う間に完食しました(中には、時間の都合上、参加することが出来なくなった先生の分も食べてしまった猛者も。)。食後は、こども達に自己紹介をしてもらって、東京で楽しみにしているイベントがあるか等を教えてもらいました。
クルーズ株式会社では、社内を案内してもらいました。ジャングルのようなスペース、南極の世界が再現されている会議室など、個性的な造りに驚きを隠せませんでした。その後は、主な事業であるファッション通販に関するワークショップに参加しました。皆、お客さん役の弁護士のニーズを聴き取り、ニーズに合う服を選ぶなど、仕事の基本である、顧客の満足をどのようにつかむかについて、職業体験が出来たようです。
夕方のBBQでは、こども達は、旺盛な食欲を発揮するとともに、弁護士クイズに参加し、弁護士に対する理解を深めました。
3月25日(2日目)午前中は、法教育の授業を実施しました。今年の授業は、「パケモンカード」を破られたAさんと、破ってしまったBさんが、調停での話し合いを通じて解決できるのかを模索してもらう、というものでした。こども達はそれぞれ、Aさん・Bさん・調停役になりきって、話し合いをしました。「カード」をセロハンテープで貼れば良いという調停役の提案にAさん役のこどもがどうしても納得できず、話し合いがまとまらなかった班や、BさんがAさんに金銭を支払うことを内容とする結論に至った班など、班によって話し合いの進め方・結論が大きく異なるものとなりましたが、各班とも活発な話し合いが行われ、昨年以上に活況を呈した授業となりました。
3月25日昼には、代々木公園で、しっぽとり鬼をやった(青と赤のチームに分かれ、相手方のしっぽをとり、その数を競う)のですが、こども達は縦横無尽に走り回り、相手チームのしっぽをとるために一生懸命でした。弁護士もこども達にまじり、走り回りましたが、自らの体力の限界を思い知ることとなりました。しかし、普段なかなか外で遊び回れないこども達は、最後の最後まで走り回り、とても楽しんでくれたようです。
今年も、弁護士会として、外で十分に遊ぶことが出来ない被災地のこども達にたくさんの思い出を作ってもらうことが出来、委員会一同安堵しました。引き続き、こども達が法教育を学べる企画を続けてたいと考えております。

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