「東京電力女性社員殺害事件」冤罪被害者ゴビンダ・プラザド・マイナリ氏、同妻ラダ氏が来会されました(2017年11月15日)

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更新日:2017年11月27日

1997年3月9日未明に、東京電力の社員だった女性が殺害された事件(いわゆる東電OL殺人事件)で、2012年に再審無罪となったゴビンダ・プラザド・マイナリさんが、妻のラダさん及び同事件の弁護団の弁護士(丸山輝久会員、神田安積会員、宮村啓太会員、鈴木郁子会員、佃克彦東弁会員ら)とともに当会を訪問し、伊東卓会長、佐藤郁美副会長と面談しました(なお、同弁護団の石田省三郎会員、神山啓史会員も別途、来会されました)。
同事件は、当会刑事弁護委員会が委員会派遣事件として当番弁護士を派遣し、また、当会が刑事弁護援助基金を支出するなど一貫して支援した事件です。なお、ゴビンダさんからは、当会に対し、刑事補償金の中から300万円が寄付されています。
ゴビンダさんは、帰国後初めての来日で、ネパールでお元気に過ごされているとのことや、当会会長や弁護団の先生方への感謝が述べられましたが、今もなお、PTSDについて悩まされているお話もあり、事件が残した傷の深さが窺われました。
今後、このような悲惨なえん罪事件がおきないように、当会としても引き続き刑事弁護活動の更なる充実に向けた取組みを行う必要性を改めて感じました。

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