両性の平等に関する委員会

(場面1)第一回調停期日、調停委員同士の会話。

男調:
「さて、この調停はどんな内容でしたっけ、弁護士の先生が両者についていましたよね。」
女調:
「はい。ついています。内容は女性の方からの離婚の申立です。申立書を確認しますと、年齢32才、夫36才、夫の浮気、暴力等を理由とした、離婚の請求ですね。同時に慰謝料500万円、財産分与2分の1、二人の子供の親権、養育費月20万円を求めています。」
男調:
「よくある若い妻からの離婚申立てですなー。全く、最近の若い人はどうも辛抱の足りないところがありますなー。我々の世代は、夫婦というものはいろいろあるのは当然、それを乗り越えて絆を深めていくのが夫婦だと思っていましたけれど、最近、特に女の人は、ちょっとしたことですぐ離婚と騒ぎ出しますから。まあ、だからこそ、我々の調停委員の仕事の意義もあるわけですが。」
女調:
「そうですね、若い人は、少し辛抱が足りない事が多いですわね。特に子供さんが小さい場合だと、子供の幸せを考えたら、思い止まってもよさそうなケースがたくさんありますよね。どうも最近の若いお母さんは、まだ子供の感覚が抜けないのか、子供の事よりも自分の事が最優先で、そのため家事をないがしろにしている人も多いですよね。」
男調:
「なるほど、夫婦の問題は、どっちもどっち。ちょっとした暴力等の証拠があるというだけで、簡単に男が悪いと決めつける訳にはいかないという事ですなー。その辺りを注意して、まず申立人のお話を聞いてみますか。じゃあ、代理人の先生と一緒に入ってもらってください。」
(女性の調停委員が呼びに行く。男性は指を指すだけ)

 
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