ご報告

2009/06/09

当会会員への「取調べ全面可視化実現のための緊急要請」実施について(ご報告)

2009年(平成21年)6月9日
第二東京弁護士会
                         会長 川崎達也

 当会では、当会会員に対し、取調べの全面可視化実現のために、裁判員裁判対象事件あるいは全部または一部の事実に争いのある事件の弁護人に就任したときは、捜査機関に対し取調べの全過程を録画・録音するよう申し入れを行うよう、緊急要請を行いました。
 
 先日、当会会員が中心となって釈放を勝ち取った菅家利和さんの「足利事件」も密室で自白を強いられたえん罪事件でした。密室内での自白強要を防ぐための方策が取調べの全面可視化しかないことは、今や誰の目にも明らかになっています。

 当会としては、今後とも、取調べの全面可視化実現のため、関係各方面に働きかけることはもちろんのこと、私たち弁護人の日々の弁護活動の実践においてもこれを強力に推し進めていく所存であり、このような弁護実践の積み重ねが取調べの全面可視化に向けての運動を大きく前進させるものと信じます。

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