自治体・教育機関向けサービス

出張授業・裁判傍聴など

法教育とは

人が社会の中で生きていくには、社会で起きている様々な事象を多面的・多角的に考察し、事実を客観的に捉え、公正に判断できる力(=生きる力)をつけることが大切です。 法教育とは、一人一人が、社会の一員として、法や司法制度、これらの基礎となっている価値を理解し、それらを使って、ものごとを多角的に捉え、考え、判断する力を身につけるための教育であり、まさに、上記の「生きる力」を育成することを目的としています。

このような「生きる力」は、従前から学習指導要領でも重視されてきました。そして、2022年度から適用される学習指導要領(高等学校)では、新科目「公共」が採用され、主権者として必要な資質や能力を育む学びが重視され、外部講師の活用もうたわれています。
公職選挙法が改正され、2016年6月には18歳選挙権が導入されたこととも相まって、より良い社会を作るために、個人が社会で「生きる力」を育むことは、今般、重要な社会の課題となっています。 

第二東京弁護士会の「法教育の普及・推進に関する委員会」は、このような個人の「生きる力」を育むため、小学・中学・高校・大学など、その発達段階に応じて様々な「法教育授業」(出張授業)を展開しています。

当委員会が提供する法教育プログラム

法教育の普及・推進に関する委員会では、以下のような、多様なプログラムを提供しています。

出張授業

弁護士が皆さまの学校を訪れて、豊富なメニューの中から目的に沿った法教育の授業を行います。

※授業でお悩みの方は、「法教育フローチャート」をご利用ください。

いじめ予防授業(出張授業)

出張授業一覧|第二東京弁護士会 (niben.jp)

いじめ防止対策推進法の公布に伴い、学校は専門家である第三者と協力して対処することが求められています。本授業では、弁護士が実際に起こった事件などを話しながら、重大な人権侵害であるいじめがなぜ許されないのか、また、いじめが起こったら生徒たちに何ができるのかを一緒に考えます。

いじめ予防授業

ジュニアロースクール

小・中・高校生の皆さまに弁護士会館に来ていただき、弁護士が工夫を凝らした参加型の法教育授業を行います。

裁判傍聴

当弁護士会の弁護士が引率し、東京地方裁判所で実際に開かれている刑事裁判を傍聴します。裁判傍聴の前には、弁護士による刑事裁判の制度や手続きの流れを説明し、裁判傍聴後には、傍聴した事件についての解説・質疑応答を行います。
東京地方裁判所では、日々多くの裁判が開かれていますが、引率弁護士が傍聴に適した事件を事前に選択し、法廷へご案内します。普段ニュースなどで目にしている刑事事件が、裁判ではどのように進んでいくかを実際にその目で見、弁護士の解説付きで学習することができます。