会長声明・意見書

安倍晋三元内閣総理大臣に対する銃撃事件に関する会長談話

LINEで送る
更新日:2022年07月12日

 2022年(令和4年)7月8日、奈良市内において参議院選挙候補者の応援演説をしていた安倍晋三元内閣総理大臣が背後から銃撃され死亡するという痛ましい事件が発生しました。
 どんな場合であっても暴力は認められるものではありません。とりわけ選挙期間の応援演説中の政治家に対して銃器を使用してその生命を奪うことは、選挙における言論活動を暴力をもって封殺するものであり、民主主義の根幹を揺るがす暴挙であって、断じて許されません。
 他方、今回の事件の動機、背景等につき様々な報道がなされていますが、真相解明については司法機関による適正な手続の中で行われるべきものです。このような重大事件であるからこそ冷静かつ慎重な対応が必要です。
 当会は、今回の凶行に対し強い憤りを表明し、今後とも民主主義の確保と表現の自由の保障に取り組むとともに、基本的人権の尊重と社会正義の実現という弁護士の使命を貫徹していくことを改めて決意します。

2022年(令和4年)7月12日
第二東京弁護士会 会長 菅沼友子

安倍晋三元内閣総理大臣に対する銃撃事件に関する会長談話

もどる