イベントレポート

台北律師公會との交流会を実施しました(18/12/10)

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更新日:2019年03月27日
台北・薛理事長(中央の赤い服の先生)と当会・笠井会長(薛理事長の右隣)を中心に記念撮影

2018年12月10日、第二東京弁護士会は、友好協定を締結している台北律師公會を日本にお招きし、定期交流会を実施しました(於:国際文化会館)。
この交流会は、多数の律師及び弁護士が参加し、毎年相互の国において開催されている盛大なものです。今年は台北律師公會の薛欽峰理事長を含む律師ら14名が参加されました。
台北律師公會の皆様においては、裁判所や弁護士会館の見学に始まり、勉強会や昼食会・晩餐会等にご参加下さり、丸一日をかけて濃密な交流が行われました。

交流会では、台湾と日本双方における司法のIT化の状況につき、両会からそれぞれ発表を行いました。台北からは、昨年度の定期交流会で当弁護士会が台北を訪問した際、高等裁判所裁判官として台湾の国民の刑事司法参加の検討状況についてご解説いただいた張永宏先生(その後弁護士に転身されました。)から、台湾における民事・刑事双方の司法手続のIT化の現状について発表をいただきました。当弁護士会からは、日下部真治弁護士から、日本における民事裁判手続のIT化についての検討状況の報告がなされました。発表後にも多くの方々からご意見・ご質問が出され、関心の高い分野であることが見て取れました。参加された多くの二弁会員が、韓国と同様、台湾の司法手続も、IT化において我が国のはるかに先を行く現状を理解し、今後の司法IT化における課題も認識することができたものと思われます。

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台北・張先生によるご発表
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当弁護士会・日下部会員によるご発表

晩餐会は、台北の薛理事長及び当弁護士会笠井会長による開会の辞から始まり、台北駐日経済文化代表処の周立部長にも、謝長廷・駐日代表からのご挨拶を代読いただき、大変盛大なものとなりました。途中、恒例の両会によるお土産紹介も交えて終始和やかな雰囲気で進み、各テーブルでは両会員の盛んな交流がなされました。晩餐会終了後も多くの方がカラオケでの2次会に参加され、両国の歌が披露されました!(特に、台北の薛理事長の美声に酔いしれましたね!)

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国際文化会館の美しいお庭でパチリ!

両会トップまで含めた多くの会員が、毎年定期的に重要な双方の課題について意見を交換し、また、親睦を深める本交流会は大変有意義なものとなっています。来年度は当弁護士会が台北を訪問する予定です。国際委員会のメンバーに限らず、多くの当弁護士会会員の参加をお待ちしています!

当弁護士会では、海外の主要弁護士会や国際法曹団体との交流などを通じて、日々国際的な課題に取り組んでいます。今後一人でも多くの弁護士が当弁護士会の国際関連活動に関心を寄せ、国際交流や国際案件、国際的課題に積極的に取り組んで下れば幸いです。

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