日韓ビジネスに携わる方への日韓法律セミナーを開催しました

左から、講師の宋永旭先生、久保利英明先生

第二東京弁護士会とソウル地方弁護士会は、1989年に友好協定を締結し、以降、お互いの地を訪問しあい、会議や交流会を行うことで関係を深めてまいりました。
2015年からは、より実務的な法律セミナーを開催しており、本年は2019年10月9日、東京（第二東京弁護士会会議室）で、「社外取締役（社外理事）の役割と責任」というコーポレートガバナンスの重要テーマをめぐり、多くの皆様のご参加を得て開催いたしました。

講師にお迎えしたのは、第二東京弁護士会からは、元会長で、本テーマの権威でいらっしゃる久保利英明先生、ソウル地方弁護士会からは、国際委員会日本小委員会の前委員長でもいらっしゃる宋永旭（ソン・ヨンウク）先生です。

この日韓法律セミナーの１つの特徴は、二弁・ソウル弁護士会の会員弁護士だけでなく、日韓ビジネスに携わる企業、公認会計士をはじめとする専門家の皆様にも多数ご参加いただいている企画という点です。今回も沢山の皆様のご参加、誠にありがとうございました！

多くの皆様のご参加をいただきました！

内容も大変充実したものでした。社外取締役・社外理事に関する両国の法制度には一定の類似点がある一方で、日本の第三者委員会による不祥事調査の実務や、韓国の遵法支援人制度という大規模上場企業における法定のコンプライアンス・オフィサー制度など、それぞれの重要な制度・実務を概観する貴重な機会となったものと思います。

セミナー終了後は、場所を移して、日韓両国のメンバーによる懇親会で、もつ鍋をつつきながら盛り上がりました。

第二東京弁護士会国際委員会では、今後も日韓法律セミナーをはじめ、様々なセミナーを開催してまいります。ぜひ多くの皆様にご参加いただければと思います。よろしくお願いいたします。