イベントレポート

四会憲法記念行事シンポジウム「戦争と個人の尊厳~憲法9条の根底にあるもの~」を開催しました

LINEで送る
更新日:2020年12月02日

11月7日(土)にシンポジウム「戦争と個人の尊厳~憲法9条の根底にあるもの~」を開催いたしました。
当シンポジウムは、市民の皆さんを対象に、毎年東京三会と日弁連の四会が共同で憲法記念日のある5月に実施しているものですが、今年度は新型コロナウィルス感染防止のため11月に延期し、オンライン形式での開催でした。
戦後75年を迎えた今年は、戦争の反省から生まれた憲法9条と、日本国憲法の中核である個人の尊厳は、どのような関係に立つのか、双方が日本国憲法に備わる意味を問い直すことをテーマとしました。
第1部では、憲法学者で、「尊厳と身分-憲法的思惟と『日本』という問題」など、個人の尊厳に関して多数の著書をお持ちの、日本大学法科大学院教授の蟻川恒正さんに、「『個人の尊厳』という仮構」と題してご講演いただきました。
第2部では、「沖縄スパイ戦史」などを制作された映画監督の三上智恵さん、日本近現代史・軍事史がご専門の明治大学教授の山田朗さんをお招きし、蟻川さんを交えて、戦争と個人の尊厳をテーマに、パネルディスカッションが行われました。
パネリストの皆さんの専門分野から、戦争の実相に迫り、戦争、軍隊というものがいかに個人の尊厳に反するかについて各々の視点から語っていただきました。
来年も開催を予定しております。詳細が決まりましたら当会Webサイト等で告知いたしますので、是非、ご参加ください。

もどる