イベントレポート

出張授業「死刑囚の人権という観点から死刑制度について考える~『色鉛筆訴訟』を題材として~」

LINEで送る
更新日:2023年02月20日

2月5日、第二東京弁護士会・死刑制度検討連絡協議会のメンバーが東京都立西高等学校を訪れ、出張授業「死刑囚の人権という観点から死刑制度について考える~『色鉛筆訴訟』を題材として~」を実施しました。

題材として取り上げたのは、実際に死刑確定者が裁判を起こした事例です。
色鉛筆で絵を描いて画集等を作成し、その販売収益を贖罪のため被害者遺族に送金していた死刑確定者。
しかし、ある日突然、国が規則を変更し、色鉛筆の使用が許されなくなりました。
そこで、彼は、色鉛筆の使用を求めて裁判を起こします。

  • どんな理由で?
  • 主張は認められるべき?

参加した約40名の生徒・保護者の皆さんは、弁護士の説明に熱心に耳を傾け、グループに分かれて真剣に議論。多様な角度から、弁護士も驚くほど良く考えられた意見が次々に発表され、予定の3時間があっという間に過ぎました。

終了後も多くの生徒さんが教室に残り、菅沼友子会長、岡村英郎副会長らも交えて質疑応答や意見交換を行い、大いに盛り上がりました。
ご参加いただいた皆さん、そしてご協力頂いた西高の先生方、本当に有難うございました。

もどる