イベントレポート

出張授業 ~社会に出てから気をつけていただきたいこと~

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更新日:2023年12月15日

労働問題検討委員会、民事介入暴力対策委員会、そして法教育委員会の協同で、11月22日、中央高等学院の渋谷原宿校に赴き、高校3年生に対して、社会に出てから気をつけていただきたいことについて授業を行いました。1コマ目の「①雇用・労働で気をつけること」については労働委員会の委員がonlineで、2コマ目の「②事件に巻き込まれないために」については民暴委員会の委員が渋谷原宿校で、それぞれ担当しました

 

1コマ目では、実際に従業員が直面するトラブル、具体的には過労、ハラスメント、賃金不払いについて実情を紹介した上で、身を守る術について具体的に説明をしました。

また、従来型の雇用形態ではないフリーランスが直面するトラブルについても、いわゆるフリーランス保護新法を紹介しつつ自衛と対策について説明しました。
総じて「自分の身は自分で守る」ということを理解してもらう内容で、そのベースとなる基本的なことを講義しました。

さらに、後先を考えないでなしたSNSでの投稿などが大きなトラブルとなること(いわゆるバイトテロ、守秘義務違反、名誉毀損、ステルスマーケティングへの協力など)についても、社会問題にもなった具体的な事例を紹介し、注意喚起をしました。

2コマ目は「事件に巻き込まれないために」というテーマで、主にオレオレ詐欺の受け子になるリスクについてお話しをしました。
まず、警視庁の作成した「特殊詐欺の「受け子」「出し子」にならないために」という動画(https://www.youtube.com/watch?v=DZhzfBykBG0)を観ていただき、判断の分かれ道となるポイントで生徒の皆さんに質問をするなどしながら授業を進めました。onlineで授業に参加している生徒さんからはチャット機能で回答や質問などが寄せられました。

動画を観る限りでは「受け子」になどならないと思っていても、容易にダマされることがあること、一度関わってしまうと抜け出すことも難しいことなど、人生を大きく躓かせてしまうということについてもお話しをしました。

対面とonlineとのハイブリッドでの講義でしたが、onlineで参加されている生徒さんともチャット機能を利用して双方向のコミュニケーションを図ることができました。
講師が話をしている際にチャットで質問が寄せられた際には、それを受けて話す内容に盛り込んだり、或いは、別の講師がチャットで回答をするなどして、授業の流れを妨げることなく生徒さんとのやり取りをすることができました。
3つの委員会が協同して授業を担当したこと、対面とonlineとのハイブリッドでの実施であったことなど、これまでに一般的に行われてきた出張授業とは異なったものとなりました。今後も、生徒の皆さんや学校からのいろいろなニーズに応えていけるよう、準備をしてまいります。

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