「閣議決定10年 それでも安保法制は違憲だ」シンポジウムレポート＆動画公開

2014年7月1日、集団的自衛権行使を容認する閣議決定がなされました。
それから丸10年を経た2024年7月1日、当時から、憲法違反であり反対であるとの声をあげてこられた、濱田邦夫さん(当会会員・元最高裁判所判事)、宮崎礼壹さん(同・元内閣法制局長官)、小林節さん(同・慶応義塾大学名誉教授)、青井未帆さん(学習院大学大学院教授)、伊藤真さん(弁護士・安保法制違憲訴訟の会)、山岸良太さん(当会会員・日弁連憲法問題対策本部副本部長)をお招きし、シンポジウム「閣議決定10年 それでも安保法制は違憲だ」を開催しました。
安保法制に対しては、日弁連及び全国52の単位弁護士会すべてが、憲法違反であるとの反対声明を発出しています。
本シンポジウムでは、安保法制は、日本国憲法の軍事力によらない恒久平和主義の規定に反し、また憲法によって権力の濫用に縛りをかけようとする立憲主義の理念にも反するもので、閣議決定から10年を経てなお、違憲の法律は施行されても違憲であり、認めることはできないことを、法律家の使命として市民の皆さんと共に共有・確認をしました。登壇者のみなさんからは、安保法制の違憲性、廃止のためにどうすべきか等、活発な意見が交わされました。
また、閣議決定反対の先頭に立ってこられた2014年度の日弁連会長村越進さん、同年度二弁会長山田秀雄さん、さらに2020年度二弁会長岡田理樹さん(現日弁連事務総長)らから心強いメッセージが寄せられました。
シンポジウム全編の動画を公開しました。ぜひご覧ください

チラシ

動画

https://youtu.be/y0tYQA5ddA8

資料

・式次第
当日配布資料（PDF）
・宮崎礼壹さんレジュメ
・小林節さんレジュメ
・伊藤真さんレジュメ
・山岸良太さんレジュメ

写真

会場全景	開会挨拶　日下部真治第二東京弁護士会会長
リレートーク　登壇者6名	濱田邦夫さん（当会会員・元最高裁判所判事）
宮崎礼壹さん（当会会員・元内閣法制局長官）	小林節さん（当会会員・慶応義塾大学名誉教授）
青井未帆さん（学習院大学大学院教授）	伊藤真さん（弁護士・安保法制違憲訴訟の会）
山岸良太さん（当会会員・日弁連憲法問題対策本部副本部長）	閉会挨拶　三宅弘さん（元第二東京弁護士会会長）