イベントレポート
第一東京弁護士会との共催セミナー「日本における国際仲裁及び国際調停の今後の展望並びに裁判所との関わり」レポート
更新日:2025年05月08日
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当会は、2025年2月5日、第一東京弁護士会との共催で、「日本における国際仲裁及び国際調停の今後の展望並びに裁判所との関わり」と題するセミナーを実施いたしました。
本セミナーは弁護士会館及びオンラインによるハイブリッド形式で実施され、会場・オンラインともに多数の参加者が集まり大変盛況でした。
松本剛様(法務省大臣官房国際課長)及び市川正司弁護士(第一東京弁護士会会長)による開会挨拶の後、鈴木謙也判事(東京地方裁判所所長代行者(ビジネス・コート)、民事第8部部総括判事)による基調講演において、仲裁関連事件に関するビジネス・コートの取組みや事件処理態勢、近時の事件処理動向など、参加者は普段なかなか聞くことのできない貴重な話を伺うことができました。
基調講演に続くパネルディスカッションでは、当会から高松レクシー外国法事務弁護士(当会会員)が参加し、引き続き鈴木謙也判事を交え、改正仲裁法・シンガポール条約実施法の下での今後の仲裁関連事件や調停関連事件の見通しや、さらなる国際仲裁・国際調停の振興に向けた情報発信や裁判所と弁護士に求められる協働の在り方について、裁判所・弁護士両者の視点から活発な議論が交わされました。

パネルディスカッション後の質疑応答でも、裁判所における審理の在り方に関する踏み込んだ質問や、高裁も含めた裁判所全体における仲裁関連事件への取組みなど、多くの質問が寄せられ、日下部真治弁護士(第二東京弁護士会会長)による閉会挨拶によって本セミナーは幕を下ろしました。
国際委員会は、今後も、国際仲裁・国際調停に関する企画を実施していきます。国際仲裁・国際調停に興味がある方の参加をお待ちしております。



