England & Wales法曹協会との共催セミナー レポート

当会は、2025年9月4日、England & Wales法曹協会との共催で、「～日英における刑事・民事裁判制度の比較～」と題するパネルディスカッション形式のセミナーを実施いたしました。

本セミナーは弁護士会館及びZoomウェビナーのハイブリッド形式で実施され、質疑応答において多くの質問が寄せられるなど、大変盛況でした。

本セミナーでは、第1部として当会とEngland & Wales法曹協会間で新しく締結された友好協定の調印式が執り行われ、福島正義弁護士（当会会長）及びRichard Atkinson氏（England & Wales法曹協会President）により協定書への署名がなされました。友好協定締結後には川淵武彦様（法務省大臣官房国際課長）及びAlexander Matthews様（駐日英国大使館Political Counsellor）より友好協定締結につきご祝辞を頂戴しました。

第2部としてセミナーが実施され、当会から小枝未優弁護士（当会国際委員会副委員長）、大竹将之弁護士（当会会員）、小菅哲聖弁護士（当会会員）及び財原舜弥弁護士（当会会員）が登壇し、England & Wales法曹協会からはRichard Atkinson氏が登壇しました。当会弁護士から日本における法制度や実務の運用をご紹介した後、Atkinson氏から英国における法制度や実務の運用をご紹介いただく形で日英における刑事・民事裁判制度の比較から日英において提供されている法支援の内容まで幅広いテーマについて意見交換がなされました。Atkinson氏より日英の実務のあり方について鋭いご指摘を複数いただき、質疑応答の時間まで含め活発な議論が交わされました。

また、本セミナー終了後には、England & Wales法曹協会からお越しいただいたRichard Atkinson氏、Will Miller氏（England & Wales法曹協会International Policy Advisor）及びスピーカーを含む当会会員を交えた会食を実施し、日本酒や鉄板焼を楽しんでいただきながら親睦を深めました。

国際委員会は、今後も、様々な国の弁護士会との意見交換・交流を促進する企画を実施していきます。国際活動に興味がある方の参加をお待ちしております。