出版物・パンフレット等

花水木

みなさんこんにちは。私は、弁護士6名の事務所で、労働、離婚、相続、交通事故などの訴訟案件を多く扱っています。委員会は、司法修習委員会と労働問題検討委員会に属しています。
私はテニスが大好きで、東京法曹テニスクラブの幹事もしています。このクラブは、純粋にテニスを楽しむ集まりであり、裁判官や検察官含め、期を超え、また地域を超え、全国にテニス仲間ができ、楽しいことだらけです(年に一度、全国のテニス好き法曹が集まります)。どなたでもウエルカムですので、ご興味がある方はご連絡ください。
私生活では、結婚し、子どもが3人います。小学校3 年生の娘、5歳、3歳の息子です。妻の仕事は忙しく、また、なかなか休みが取れないので、家事育児の分担は大変です。例えば、妻の1回目の復職のときは、始発から終電まで働き、休日も仕事をしに出社する、というような状況でしたので、義母のヘルプも借りつつ、午前中は期日を入れない(朝熱を出したときに対応できないため)、夜の予定を入れない、などの工夫をして、ぎりぎりしのぎました。
他方、妻が職場を離れているときは、家事育児の負担は妻側に大きく寄せてもらい、仕事を増やしたり、人脈を広げたりしていました。子どもが多く、また小さいため、妻もかなり大変だったと思います。
今は、平日7時~ 10時と19時~ 23時は家事育児の時間として設定し、朝晩の予定が避けられない日以外は、食事、洗濯、お風呂、習い事の送迎などをこなしています。土日は、適宜夫婦で分担してやっています。子どもたちは元気いっぱいで、家事もたまっているので、土日であっても休まる日はなかなかなく、土日が終わり、月曜に事務所に着くとほっとするというのが正直なところです。
妻と違い、私は、働き方・働く場所を自由に選べるので、メールや電話、ドロップボックスなどを利用して、いろいろな場所・時間に仕事をしています。保育園の親子遠足や学校の保護者会にも行くことができます。
こういう話をすると、「大変ですね」とか「素晴らしいですね」と言われることがありますが、バリバリ働き、ガンガン売上げを伸ばす方が大変だろうと思います。毎月、妻が安定収入をもたらしてくれるため、私は売上げを気にせずに働くことができます(妻は心配しているかもしれませんが)。「専業主夫じゃないから完成度が低くてもしょうがないかな」、とか、「そんなに仕事をしていないけど、主夫もやっているからしょうがないよね」と言い訳ができるので、一つのことに絞った生き方よりストレスをためずにいられるのかなと思っています。
あっというまに弁護士10 年目になりましたが、今の私は、家事育児、趣味、仕事、交友関係などの配分をそれなりに自分で決め、好きに動けているので、恵まれているのかなと思っています。
仕事の増やし方や安定性、業務の進め方についての悩みは尽きません。いつになったら落ち着きのある堂々とした弁護士になれるのだろうと不安に思うこともありますが、10年後にはそうなれていると信じて、一歩ずつ前に進んでいこうと思っています。

娘とのお出かけ

娘とのお出かけ(SDGs勉強会)

澤田 雄高(62期)
●Yutaka Sawada