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花水木

福王 広貴 Hiroki Fukuo (68期)

NF202211_hanamizuki.jpg 2015年12月に弁護士登録してから、7度目、そして全世界がコロナ禍に見舞われてから3度目の夏がやってきました。思えば、この3年間で弁護士としての働き方にもいろいろな変化がありました。今回はその中で、特に変化が大きいと思ったものについて、ぎりぎり若手弁護士である私の目線から簡単に紹介させていただきたいと思います。

①オンライン会議の普及

NF202208_hanamizuki.jpg以前から海外の依頼者を中心に、電話会議が行われる機会はあったのですが、国内の依頼者との会議も、オンライン上で開催される機会が大幅に増えたことは、1つの大きな変化であったと個人的には思っています。コロナ禍の前までは、依頼者の予定を確認した上で、秘書の方に事務所の会議室の予約、飲み物の手配、入館手続きなどいろいろな手配をお願いしなければならなかったのですが、今では依頼者の予定を確認した上で、すぐにオンライン会議の設定を行い、そのリンクを依頼者にメールで送付すれば、あとは会議に臨むだけ!最初にオンライン会議が導入されたときは、これはまさに革命的だと思いました。また、オンライン会議であれば、移動時間や交通費などがかからないということもあり、特に遠方の依頼者とのコミュニケーションの機会が以前に比べて増えたと実感しています。

ただ、会議時において、カメラを常にONにすべきか、また、カメラをONとした場合において、どのような格好で会議に参加するのがTPOとして適切なのか、など新しい悩みが増えたのも事実ですが。。。

また、依頼者が導入しているオンライン会議のアプリケーションは様々であり、その要望に合わせて、都度アプリケーションをインストールしてきた結果、タブレットにおいては、見慣れないアイコンが日々増殖し、その操作方法を覚えるのにも四苦八苦しています。

②リサーチツールの利用

私が所属している事務所では在宅勤務の弁護士が増えたタイミングで、オンラインで使用できる書籍のリサーチツールの導入が行われ、在宅勤務時においても、利用できるリサーチツールが増えたことも、大きな変化であったと思います。特に書籍のリサーチツールの利便性は高く、これまでのリサーチの方法に比べて大きく所要時間を短縮することができるようになりました。また、他の弁護士にリサーチ結果が記載されたリンクを送付することで、迅速にリサーチ結果を共有できることも非常に便利だと思います。

③結びに

弁護士業界のみならず、コロナ禍によって、依頼者を取り巻く環境も大きく変化したと思います。なかなかコロナ禍が完全に収束しない今日ですが、社会の変化に適用しつつ、今後もさらに依頼者の要望に応えられるようなサービスを提供できるように日々精進していきたいと思います。