会館へ行こう!
裁判のIT化が進み、弁護士会の委員会もウェブで開催されることがほとんどとなったため、以前に比べると霞が関に出向くことも少なくなりました。一方で、そのような状況だからこそ、直接会ったり触れたりすることの貴さを実感している方も多いのではないでしょうか。そこで、本特集では、弁護士にとって最も身近な弁護士会館内を改めて探検し、意外と知られていない便利でお得な情報を集めてみました。経験豊富なベテラン会員も、はじめて裁判に出頭する新入会員も、みんな一緒に「会館へ行こう!」
弁護士会館ブックセンター
弁護士御用達の書店、「弁護士会館ブックセンター」。2002年に現在の場所にオープンし、以来20年以上、書籍の販売を通じて、私たち弁護士の知識やノウハウの習得を支え続けてくれています。運営会社は「有限会社法務図書センター」で、この店舗のほかに、2014年から「大阪高裁内ブックセンター」も出店しています。店長の人見泰司さんは東京と大阪の店長を兼任し、今は大阪をベースにしつつ、東京と大阪を行ったり来たりしているそうです。
オンラインショップもあります。ただし、「弁護士会館ブックセンター」で検索すると古いサイトが上位表示されてしまうので、「法務図書 WEB」で検索してください。法務図書WEBは大阪の店舗のために作られたサイトですが、もちろん東京からの注文も受け付けています。
さて、弁護士会館の地下にあるブックセンターに来たときは、店に入る前にまず入り口横の掲示板を見ましょう。注目は月間売上ベスト10です。東京と大阪のそれぞれの店舗での売上ランキングが掲載されていますが、東京と大阪、そして弁護士会館内と裁判所内という立地の違いもあってか、売れ筋商品が微妙に違っているのも興味深いポイントです。まず、ここを眺めて「へぇ~」あるいは「ふ~ん」と思ってから入店してください。なお、最新のランキングは法務図書WEBで確認することができます。法務図書WEBのランキングは東京と大阪の売上げを合計したランキングになっていて、毎週月曜日に更新されます。
入り口正面の棚やその他の棚で平積みになっている本たちの表紙を眺めていると、「いま業界ではこんな本が売れているんだな」と、何か自分も少し賢くなったような気がします。取り扱っている書籍はもちろん法律実務関係の書籍が中心ですが、弁護士会発行の本や事務職員向けのテキストなど、Amazonなどでは手に入らない書籍も取り扱っています。さらに、弁護士会館ブックセンター出版部「LABO」の名前で、独自企画の書籍も発行しています(LABOの書籍ラインナップは法務図書WEBで見ることができます)。出版企画の持込みもできますので「本を出版したい!」という方はぜひLABOにご相談ください。
なお、弁護士であれば、店頭購入特典がありますので、みなさん、会館の店舗に行きましょう!
人見店長からのメッセージ
最近は電子書籍で済ませる人も増えましたが、やっぱり紙の本を手に取ってほしいですね。昔はお店に来られた先生から「ここの本の並びはこうじゃないだろう」というお叱りを受けることもよくあったのですが、最近はそういうこともなくなりました。ぜひ若い先生にも店舗に足を運んでいただいて、実際にいろんな本を手に取ってもらいたいですね。棚の並びの指摘などもしていただけると、励みになります。
弁護士会館ブックセンター
電話:03-5157-5222
法務図書 WEB: https://homutosho.com/
LABO(弁護士会館ブックセンター出版部)電話:03-5157-5227
営業時間:9:30~17:30(土日祝を除く)
大越謄写館
まだ訴訟に慣れていない若手弁護士はもちろん、ある程度のキャリアがあっても「刑事の公判は久しぶり。刑事記録ってどうやって取り寄せるんだっけ?」「検察庁が遠すぎて、記録を取りに行くのが大変」という方もいらっしゃると思います。そんなときに頼りになるのが、大越謄写館です。
1 人気のサービス
記録謄写の申請代行
東京以外の弁護士から都内の裁判所や検察庁の謄写の依頼が多いのはもちろん、例えば、千葉の弁護士から群馬の検察庁の支部の謄写の依頼などもよくあるそうです。
- 基本的なサービスの流れ
①弁護士が委任状・疎明資料などを同社に提出する(郵送も可)
②同社スタッフが裁判所や検察庁に出向いて代理申請を行う(都内以外でも出張対応可能)
③同社スタッフが裁判所等への支払いを行い、謄写書類を受領する
④受領した書類に請求書を添付して弁護士に納品する(郵送も可) - 対応事件
民事事件でも刑事事件でも対応可能です。ただし、刑事事件の場合は、申請書に弁護士の職印を押す必要があるなど民事事件よりもステップが多い上、判決確定前の刑事事件の被害者申請となると申請代行ができないなどの制約もあるとのことです。このように、刑事事件の場合は、依頼者の立場や事件の進捗によって、対応が異なる(対応できないケースもある)ので、まずは相談してほしいとのことでした。 - 対応地域
離島を含め、全国どこでも出張対応可能だそうです。 - 紙媒体以外の複製
司法協会は紙以外の謄写は基本的に対応しないため、大越謄写館のスタッフが東京地裁に出向いてCDやレントゲンフィルムを複製するサービスも提供しているそうです。複製するCDが大量にある場合は裁判所にPCを複数台持ち込んで作業したり、「シャウカステン」という投影機を持ち込んでレントゲンフィルムの撮影もしてくれるそうです。特殊な拡張子でデータ保存されている場合は、納品時にファイルを開く手順のメモを添付してくれるとのことでした。
証拠保全の同行撮影
裁判所の証拠保全の手続のほかに、弁護士に同行して会社の帳簿を撮影するといった依頼も受けているそうです。膨大な量の帳簿類や、分解できない分厚い冊子状の記録といった特殊な形状の資料について、素早くかつ写真に影が映りこまないようきれいに撮影する技術は、長年の経験や創意工夫により培われたものだそうです。
2 コロナ禍を経て
電子カルテの普及により、以前は多かった医療過誤訴訟の紙のカルテの証拠保全が減るなど、弁護士からの依頼内容も変化しているそうです。今後は、裁判の電子化に伴うサービス内容も検討していきたいとおっしゃっていました。
3 新人弁護士へのメッセージ
「記録謄写で分からないことがあれば、電話等でお気軽にご相談ください」
なお、「いずれのサービスも一般の方からの直接の依頼は受け付けていないため、必ず弁護士を通じて依頼してください」とのことでした。
大越謄写館
電話:03-3581-2556 店頭以外での注文方法:郵送
営業時間:9:30~17:00(土日祝を除く)
飯島印店
その名のとおり、弁護士の職印をはじめとする印鑑類を扱うお店です。
1 人気商品ランキング トップ3
第1位 職印
今も昔も変わらず、売れ筋の第1位は弁護士の職印で、新人弁護士の一斉登録の時期が受注のピークになるそうです。
第2位 ゴム印
定番で売れているのは、訴状等で使用する「正本」「副本」や、書証に符号や番号を振るための「甲第 号証」「乙第 号証」のゴム印だそうです。例えば、上部にあまり余白がない書面に押印する場合など、縦型ゴム印の方が便利な場面も多いことから縦型の需要もあり、横型6割、縦型4割くらいの割合で売れているそうです。
また、職務上請求用紙に書き込む手間を省きたいという利用者の要望により作成された「事件の調停手続代理の準備のため」「請求訴訟提起準備のため(当事者の特定及び所在確認)」といったゴム印も売れ筋だそうです。
第3位 リーガルパッド(飯島印店オリジナル)
リーガルパッドがよく売れるというのは意外でした。特に、いわゆる「弁護士モノ」の海外ドラマが人気になって以降、売れるようになったそうです。点線に沿って切り取ると、ちょうどA4サイズになるというリーガルパッドは、飯島印店オリジナル商品です。市販品にはこのようなサイズはなく、利用者の声をもとに開発されたものだそうです。
2 その他の商品
挨拶状
以前よりは数が減ったものの、事務所の移転や弁護士の入所・退所などに伴う挨拶状もコンスタントに注文が入るそうです。A4三折タイプや2折カードタイプなどがあり、紙質や色なども選べます。
3 コロナ禍を経て
コロナ禍前と比べると、来店者数が減った反面、電話やFAXでの注文が増えたそうです。例えば、新人の弁護士の印鑑やゴム印を作る際に、事務所のほかの弁護士の職印やゴム印を押した紙をFAXで送れば、それに合わせた字体やバランスで作成してくれます。
4 新人弁護士へのメッセージ
「弁護士会館へお立ち寄りの際は、ぜひ、店舗に足を運んでみてください。電話やFAXでのお問合せもお気軽にどうぞ」
飯島印店
電話:03-3508-9192 FAX:03-3508-4405
店頭以外での注文方法:電話又はFAX
営業時間:9:30~17:00(土日祝を除く)
大内商店
弁護士業務に特化したオリジナル文具などを販売しているお店です。
1 人気商品ランキング トップ3
第1位 民事記録の表紙(大内商店オリジナル)
大内商店の歴史とともにある定番商品だそうです。表紙と裏表紙(白紙)のセットになっています。普通の厚さのほかに、厚口の表紙もあります。刑事記録用の表紙もありますが、もともとの事件数の差から、民事記録用の表紙が第1位とのことです。
第2位 ビニールファイルソフト(大内商店オリジナル)
表紙と裏表紙はポケットタイプになっており、事件の表紙と白紙の裏表紙が入っています。表紙が差し込み式のためファイルは再利用できます。軟らかい素材のため、10センチほどの幅まで記録をとじることができます。ハードタイプのファイルもありますが、厚さに応じて柔軟に収納できるソフトタイプの方が人気だそうです。
第3位 記録袋
縦書き・横書き、素材、袋の留め方(面ファスナー、ひも)、マチの幅など、仕様が異なる様々な商品があります。
2 その他の商品
郵券・印紙・レターパック
されています。ゆうパックの発送(郵便局への持ち込みと同じ料金)も対応しています(ただし取扱いは25キログラムまで)。
3 コロナ禍を経て
オリジナル商品の原材料価格が上がったり輸送費の高騰があったりと、大変な時期でしたが、在庫を切らさないように対応されてきたそうです。店舗への来客数が減ったことなどもあり、2021年9月にHPを開設したところ、東京以外の弁護士からの問合せが増えたそうです。
この先、紙媒体のファイリングが不要になる時代が来るかもしれませんが、弁護士業務の変化に合わせたサービスを模索していきたいとのことでした。
4 新人弁護士へのメッセージ
「事務回りで困ったことがあれば、来店でも電話でも気軽にお問合せください。これまでに蓄積したノウハウやネットワークを駆使して、弁護士のみなさまに最適な解決策を提供できるよう努力いたします。少量の文房具でも取り寄せられる体制を整えています。オリジナル商品の詳細については、ぜひHPをご覧ください」
大内商店
電話:03-3503-1688 FAX:03-3503-1856
URL: https://r.goope.jp/ouchi-shoten
店頭以外での注文方法:電話又はFAX
営業時間:9:30~17:00(土日祝を除く)
そば処 みとう
現在の弁護士会館新築前の旧会館時代から数えると45年以上の歴史を持つ、そば処 みとう。弁護士会館店のほかには、警視庁店がありますが、関係者以外は利用不可とのことで、みとうのおそばをいただけるのは事実上ここだけです。裁判所や周辺の官庁から訪れる人も多く、コロナ禍を乗り越えて、ランチタイムには今も行列ができています。
間もなくこちらのお店に来られて30年になるという松橋店長によると、人気メニューは創業当時から「野菜炒めそば」だそうです。これに単品でにしんをトッピングして、グレードアップする方も多いとか。ほかに、「ごまだれせいろ」も人気です。ランチセットはご飯ものにそばと小鉢がついて750円で、これも早々に売り切れになってしまうそうです。
ランチのイメージが強いかもしれませんが、夜も17時~21時(20時30分ラストオーダー)まで営業しています。20名くらいまでで2時間飲み放題付きで4500円、15名くらいでも貸切OKとのことです。定期的に利用される方のために、焼酎のボトルキープも2か月可能で、人気はそば焼酎「雲海」です。
昼とは異なり、夜はおつまみメニューが充実しています。その日の入荷状況にもよりますが、スペイン風オムレツなどの裏メニューもお願いできるそうです。
読者特典
本誌発行後1か月に限り、夜にアルコールをご注文の方で、「二弁フロンティアを見た」とお伝えいただくと、「揚げそば」をサービス!(2023年3月20日まで)
そば処 みとう
電話:03-3593-1336
営業時間:11:00~15:00、17:00~21:00(土日祝を除く)
京都二条苑 霞ヶ関店
京都二条苑霞ヶ関店は、弁護士会館地下1階の入り口に最も近い場所に位置しています。
このお店は京都鴨川の水を引き込んで高瀬川を開削した豪商角倉了以の別邸として建築された邸宅と庭苑を利用した料亭「がんこ高瀬川二条苑」の系列です。2022年の4月から店長をされている居谷さんにお話を伺いました。
来客が多いのはランチの時間帯で、弁護士会館関係者や利用者だけでなく、周辺の省庁の職員さんも来店するそうです。季節に応じて旬の食材を取り入れるため、定期的にメニューの種類や内容が変わるのが特徴です。取材当時の人気メニュー
はお造り御前や松花堂弁当とのことでした。松花堂弁当は手間暇かけて仕込むため、数量限定とのことでした。ランチ時にはテイクアウト用のお弁当も販売しています。
喫茶営業も行っています。座席の間隔がゆったりしているので、落ち着いた空間でコーヒー等を飲みながら打合せしたい場合などに便利です。
夜のメニューで人気なのは、本場京都の味わいを再現した京懐石を中心とした懐石料理ですが、単品メニューも人気だそうです。お酒は日本酒を中心に、焼酎やワインなど、多様な種類をそろえています。
夜は弁護士の利用が多いそうです。コロナ禍を経て、最近では貸切宴会も増えてきているそうです。貸切は40名以上から対応可能で、最大80名までです。少人数用の個室もあります。宴席の予算や料理の内容、着席・立食といった席の配置などは気軽に相談してほしいとのことでした。また、弁護士会館内のケータリングや会議へのお弁当配達にも対応してくれるそうです。
読者特典
ランチメニュー 10パーセントオフ
会計時に要申出(バッジ、 身分証明書呈示)
京都二条苑 霞ヶ関店
電話:050-5492-2675
営業時間:
11:00~15:30 ランチ(13:00~15:30は喫茶のみの利用も可)
17:00~22:00 ディナー(17:00~19:30は喫茶のみの利用も可)
(土日祝を除く)
URL:https://g249611.gorp.jp/
932 東京霞が関
2021年11月8日、そば処 みとうの隣にオープンした、「932 東京霞が関」。店名の正式な読み方は、「きゅーさんに」なのですが、「くさつ」とも読めますよね。この名前は、同店の経営母体である草津の温泉宿に由来します。東京にレストランを出店するのは初めての試みとのことです。
弁護士会館に出店するにあたり、会館側から、中華か洋食かどちらかでというリクエストがあり、洋食を中心としたおしゃれなカフェを作ることにしたそう。草津の温泉宿では、和食を中心としたお料理を提供しているため、今回、店長である今井さんが、新規出店のこのお店のために、全てゼロからオリジナルでメニューを開発しました。
こだわりは、手作りでおいしいものを提供すること。ほかでは食べることができない逸品ばかりです。一番人気は、「群馬932ポークジンジャー(群馬蒟蒻入り)」ですが、店長おすすめは、群馬の温泉宿から直送される「群馬ブランド上州牛丼」と「上州牛の牛皿セット」です。これらのメニューは、ランチでもディナータイムでも同価格でいただくことができます。また、「豊潤〈496〉」「シルクエール」という名前のちょっと珍しいクラフトビールも人気です。
店内は、一人でも使いやすいよう、ブース形式になっている席があったり、コンセントが使える席が多く設けられていたりするところが特徴です。もちろんフリー Wi-Fiも完備しています。
夜には4~40名の貸切宴会が可能。コースの内容やお値段は、柔軟にリクエストに応じていただけるそうで、お料理を個々盛りにすることもできます。時間も会館の入り口が開いている夜10時半まで(要予約)対応してもらえるため、研修会後の打ち上げにも便利です。また、ディナータイムには、プロジェクターを使用し、草津の湯畑等のLIVE映像などを流していますが、このプロジェクターやマイクを利用して、店内で会議をし、そのまま宴会を行うこともできます。
まだあまり知られていないプチ情報ですが、実は日本酒と焼酎のボトルキープも可能です。テイクアウトや、会館内であれば配達にも応じてくれます。
また、午後3時~7時入店限定で、1時間1000円飲み放題も用意されています。おひとりでも楽しめるので、ひそかに人気を集めているそうです。
読者特典
「二弁フロンティアを見た」とお伝えいただくと、 全品10パーセントオフ!!(ただし、 ディナータイムに限る)
932 東京霞が関
電話:03-6273-3612
営業時間:
8:30~11:00 モーニング
11:00~16:00 ランチ・カフェタイム
15:00~ ディナータイム
(土日祝を除く)
URL:https://932-kasumigaseki.tokyo/
生活彩家 弁護士会館店
2019年11月にオープンしたコンビニエンスストア。お弁当やお菓子などの食料品から文具、生活雑貨に至るまで幅広い品ぞろえです。店長の松浦さんにおすすめ商品などを伺ってきました。
まずおすすめなのが、1~2か月に1回入荷するもみじ饅頭と八天堂のパン。いずれも広島名物ですが、ポプラの本社が同じ広島ということで入荷するそうです。最近のもみじ饅頭は種類が増えて、フルーツやチーズ入りのものがあるようです。「試してみたい種類があればリクエストしてください」とのことなので、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。また、八天堂からはちょっと高級なクリームパンやメロンパンが入るそうです。いずれもすぐに完売してしまうそうなので、気になる方は見つけたらすぐ買ってしまうのがよさそうです。
意外に充実しているのがお酒コーナー。店長がお酒好きとのこともあって、「ヱビスビール」が3種類そろうなどプレミアムビールも充実のラインナップ。スーツケースを持った出張であろう方から日比谷公園を散歩しているであろう方まで、いろんな方が買って行かれるそうです。また会館内で懇親会を開催するような場合には、事前に伝えておけば酒類等を準備してもらえるとのことでした。
スイーツコーナーでは、ゴディバやフェレロといった海外発のチョコレート類が充実。また、東日本の地産品を使った「おやつTIMES」シリーズは人気があってすぐに売り切れてしまうとのことなので、スイーツマニアは定期的にチェックですね。
注目は入り口の右側に置いてあるワゴンです。午前中はお弁当が並びますが、なかでも仕出し屋さんのお弁当は、店長が利用者の健康を願って仕入れているそう。午後からは値引き商品が並ぶとのことなので、お店に行ったらまずこのワゴンに目を向けてはいかがでしょうか。
店長の松浦さん
「ご希望のものがあればできるだけそろえさせていただくので、 こういうのがあったらいいなという商品はどんどん教えてほしいです」とのことでした。
生活彩家 弁護士会館店
電話:03-5521-0103
営業時間:8:30~20:00(土日祝を除く)
URL:https://www.poplar-cvs.co.jp/shop_search/print.php?id=1013
弁護士会館でできること
弁護士会館でどんなことができるのか。
弁護士業務の日常でありそうなパターンを挙げてご紹介します。
1 二弁フロア(8階、9階、10階)編 (二弁会員限定)
ケース①
調停期日が終わった直後に、個室で依頼者と簡単な打合せをしたい。
【どこで何ができるか】
場所 9階又は10階の面談室
利用時間 9:30~17:00の間で原則1時間(予約不可)
部屋数 9階に10室、10階に3室(計13室)
定員 4名~10名(部屋によって異なります)
料金 無料
利用方法 9階総合受付にて申請書に記入の上、面談室貸出プレートを受け取り、利用終了時には受付で貸出プレートを返却してください。感染症の状況によって、利用時間や部屋ごとの利用可能人数が変更されることがあるので、ご注意ください。
9階にはコピー機(有料)、9階と10階には飲料などの自販機がありますので、適宜ご活用ください。
ケース②
裁判期日が想定より早く終わった。2時間後に有楽町に行く予定があるが、事務所に戻るには中途半端。落ち着いて書面を作成したいし、できれば印刷も済ませたい。
【どこで何ができるか】
場所 8階の起案室
利用時間 9:15~18:30(予約不可)
利用方法 特別な手続は不要です。席が空いていれば利用できます。
料金 無料
起案室にはPCが2台、起案机が3台、プリンタが2台あります。USBメモリからダイレクト印刷することも可能です。
起案室には文房具やゴム印も置いてあります。
ケース③
静かな場所でちょっと休憩したい。
【どこで何ができるか】
場所 8階の会員室(同フロアに女性会員専用の「女性会員室」もあり)
利用時間 9:15~18:30(予約不可)
料金 無料
利用方法 特別な手続は不要です。席が空いていれば利用できます。
会員室には、複数のラウンジテーブル・ラウンジチェアが配置され、ラックには本誌『NIBENFrontier』の最新号をはじめとする二弁の冊子・チラシ類が置いてあります。お茶やコーヒーなど一部無料の自販機も設置されているので、ぜひ、一息つきながら本誌を眺めてください。また、女性会員室にはPC1台、プリンタ1台のほかに、ソファやベビーベッドなども置いてあります。
日比谷公園を見渡せる会員室の窓際カウンター席のテーブルにはコンセントが埋め込まれているので、ご自身のPCやタブレット等での作業に便利です。
会員室脇の階段の踊り場の横には合同図書館につながる扉があります。読み取り機に図書館カードをタッチすれば扉のロックが解除されて入館できます。ただし、退館は7階カウンター横の出入り口だけなのでご注意ください。
2 その他編
郵便物を出したい
1階の裁判所側出入り口を出たところに郵便ポストがあります。色は赤ではなく、グレーで目立たないので、ご注意を。なお、切手やレターパックは地下の大内商店で購入できます(同商店ではゆうパックの発送も取り扱っています。22ページ参照)。
駐車したい
地下1階に弁護士会館利用者専用の駐車場があります。料金は15分までは無料。15分から30分までは200円。それ以降は30分ごとに200円です。
現金を引き出したい
1階の休憩スペースに三菱UFJ銀行のATMがあります(平日8:45~18:00)。
ここで紹介したことは、弁護士会館でできることの一部です。詳細な情報や最新情報については、会員サイトにアクセスの上、「ホーム」→「届出・手続各種証明書等」→「施設利用案内」でご確認ください。
防災センター
防災センターでは、24時間365日態勢で警備にあたったり、防災設備を整えたりと、ソフト面ハード面ともに様々な備えをしています。
2019年から2021年にかけて、会館内の防災設備の大規模修繕を行いました。会館は、もともと換気がしにくい構造になっていたのですが、ちょうどコロナ禍と時期が重なった修繕だったこともあり、冷暖房を使わない時期でも常時換気ができるように改善しました。
災害が起きたときに備えて、消火用・飲料用・トイレ用などの貯水タンクが屋上をはじめ3系統で備えられています。大規模修繕の際には、これらの設備を増強すべく、地震の際に、受水槽内の水が漏水しないよう、タンク手前の配管で遮断できるような改良がなされました。
水だけでなく、非常用電源、備蓄食料なども完備しています。
また、普段何気なく使っているエレベーターですが、足元にこのような非常用BOX(右参照)があるのにお気づきでしょうか。とてもコンパクトなものですが、中には、ライトやラジオ、携帯トイレなどが備えられています。
普段何気なく利用している弁護士会館ですが、私たちが日頃から安心して会館内で過ごせるのは、日々、安全のために活動してくださる方々と設備があるからです。たまにはこのような会館の"裏側"にも思いをはせてみるといいかもしれませんね。
所長の菅原俊博さん
「『守ってくれて、ありがとう』『ごくろうさま』 と声をかけてもらえるのがやりがいです」